喘息って何?

夜中に激しい咳き込みが続いたり、突然ゼーゼーや
ヒューヒューと胸を鳴らし呼吸困難を訴え病院へ行
くと医師に「喘息」あるいは「喘息性気管支炎」
という診断を受けてしまう・・・
ほとんどの方は突然のゼーゼーという症状と「喘息」
という診断名に驚き不安をもつことでしょう。

Q.喘息とはどんな病気?
A.小児の喘息の定義は「突然に起こる発作性の呼吸困難とゼーゼー(喘鳴)咳などの気管の閉塞症状を繰り返し起こす病気で、背景に慢性のアレルギー性炎症と気道の過敏性を伴うもの」ということができます。
Q.アレルギー反応(気道の過敏性)とは?
A.普通の人にとっては全く問題のない物質が、ある特定の人にとってはいろいろな不快な反応を引き起こすことを言います。この物質を「アレルゲン」と呼びます。小児喘息の場合、この特定の物質は、ダニやホコリ、猫や犬のフケなどであることが多い様です。つまり喘息の患者さんの気管支は慢性的な炎症が起こっており、気管支が細くなりやすい状態になっています。そこに何らかの刺激が加わり、気管の過敏性(アレルギー反応)が起こり、呼吸時のヒューヒュー・ゼーゼーが起こるのです。
Q.喘息発作を招いたり、悪化させる誘因は?
A.家の中のホコリやダニなどのアレルゲンの除去、ペットやカビなどの対策,室内の温度や換気も重要です。また、風邪なども喘息を悪化させるので、うがいや手洗いで風邪をひきずらくする努力も必要です。激しい運動も発作の引き金となる事もあるので、注意を要します。(運動誘発性喘息)

 喘息とは、単に気管が狭くなるだけでなく、慢性の炎症により気管の形が変 化してしまっています。
 ゼーゼーが治まったことを「もう治った」と思い、治療を中止してしまうと短期 間のうちに次の発作を起こし気管の状態は更に悪化します。(リモデリング) その為、治療(内服や吸入)は咳が治まってすぐ中止するのではなく除々に減量します。軽症の人は早期に減量できますが、重症の人では気管が元の状態に戻る まで、数ヶ月(一般的には3〜6ヶ月)必要です。
 ゼーゼーがなくなった事を「もう治った」と思わず、次の発作を起こさぬ様、 除々に減量しながら良い状態を持続させることが重要で、これが喘息の治療の原則と思います。