手足口病
夏にしばしばみられる、口の中と手、足に水疱性病変を伴うウイルス性の疾患で、春〜秋特に7月〜8月に多くみられます。6才未満の小児に多く、3才以下が75%以上を占めます。原因はコクサッキーA16エンテロウイルス71等のエンテロウイルスと言われるウイルスが原因となります。
1.症状
2〜7日の潜伏期の後、手・足の水疱と口の中(喉、頬の粘膜、歯肉、舌)に丘疹がみられ、水泡、潰瘍となり痛みを伴います。痛みによる食欲不振もみられます。発熱は全体の1/3で高熱が持続することはありません。
2.診断
手足の水疱と口の中の所見により診断は容易です。
3.治療
特別な治療はなく対症療法が主体となります。痛みによる摂食不良から脱水を起こすこともあり、注意を要します。
4.予防
特別なものはありません。感染経路が口腔からの飛沫感染の他、排泄物からの感染があるため、手洗いの施行が基本となります。本症は回復した後も長期に渡りウイルスが便より排泄されるため急性期のみの隔離による流行阻止は期待できません