ヘルパンギーナ
 夏にしばしばみられ、主として口腔内や咽頭(のど)に口内疹、水疱、潰瘍を形成する熱性の疾患で、7・8月を中心に6〜9月にかけて多くみられます。好発年齢は1才代が多く90%以上が4才未満ですが、学童児にもみられます。
 原因はコクサッキーA群、B群、エコーウイルスの一部などエンテロウイルスと言われるウイルスが原因となります。
1、症状
 2〜4日の潜伏期の後、突然の高熱をもって発症します。喉の痛みや食欲不振、下痢を伴うこともあります。発熱と同時または少し遅れて、喉の奥に紅い丘疹ができ、これがやがて水疱、潰瘍となります。1〜4日で解熱し7日以内には回復します。
2、診断
 季節性と突然の高熱、特微的な口の中の所見により容易に診断できます。
3、治療
 対症療法が主体となりますが、強い喉の痛みで摂食不良や脱水症状のみられることがあるため、点滴を要することもあります。
4、予防
 特別なものはありません。感染経路は急性期は口腔からの飛沫感染ですが、ウイルスが腸管で増殖し、便に排泄されるため家族の手洗いが重要です。
ウイルスは1〜4週に渡り便に排泄されるため、急性期の隔離はあまり効果が期待できません