発音の発達について

発音の発達  言語の発達は普通なのに「4才になってもラリルレロがはっきりしません」「サシスセソがうまく言えません」などの相談を受けることがよくあります。

 舌や唇の位置を変化させ、空気の流れ方を変えることによって、いろいろな音を作り出すことを「構音(こうおん)」といいます。乳児期は、構音の発達段階にあり、母音(アイウエオ)の構音は3才頃までに完成すると言われていますが、子音は、舌や唇の動かし方が複雑なものもあり、母音よりも時間をかけて発達します。

 マ行、パ行など唇を使った口唇音が最初に言えるようになります(6ヶ月〜2才)。
 その後3才代にかけて舌の先を使うタ行、ナ行が言えるようになり、4才代にかけては舌の真ん中を使うハ行、カ行が発達し、舌先と歯を使用するサ行や、舌の先の微妙な動きを必要とするラ行は、5才にかけて最後に完成すると言われています。
 ラ行に関しては6〜7才までかかるものもあります。

 言語理解や他の言語発達が正常な時には「サ行」や「ラ行」のみの構音の遅れはあまり心配ないものと考えてよいと思います。構音の発達を図に示しますが、サ行、ラ行の完成がかなり遅く、完成時期にもかなりの差があるのがご理解いただけると思います。
発音の発達